初心者キラーが出来るだけ多くのサバイバーを生け贄に捧げるために優先的に取得すべきパークを何故必要なのか、どこが強いのか解説しながら紹介していきます
一位以外は徒歩キラー(サバイバーを攻撃するのに歩いて近づく以外の方法がないキラー)準拠なのでご了承下さい
一位 呪術 破滅(ルイン)
ハグの固有パークであり本作最強の遅延パーク
キラーをやるなら真っ先に取得しましょう、これが無ければ始まりません
効果は発電機スキルチェックのグッドが失敗扱い(発電機のゲージが5%減少し一時的に修理不可能に)になりグレートがグッドに変わるというもの
通常発電機はグレートを出さずに修理した場合80秒程で修理が完了します
修理完了までにスキルチェックが数回発生すると思いますが、ルインありでグレート以外を出してしまうと数秒のロスになり修理に掛かる時間が延びます
修理時間が延びれば当然スキルチェックの回数も増えるため失敗すれば失敗するほど土壺に嵌まる負のスパイラルを引き起こす非常に凶悪なパークです
初心者帯ではこれを入れるだけで完封可能でしょう
弱点
名前に呪術と書かれているパークは強力な性能を持つ代わりにデメリットがあり、ステージの何処かに設置されている呪いのトーテムが破壊されるとその効果を失ってしまいます(キラーは発電機と同様に赤いシルエットでトーテムの位置を確認出来ます)
そのため開幕十数秒で破壊されてしまいほとんど効果を発揮できずに終わってしまったということも多いです
「なら入れない方がいいんじゃ?」と考える人もいるかもしれませんが、直ぐに壊されずに残った場合なども加味すれば平均的にかなり時間を稼いでくれているので気にせず入れましょう
※小ネタ
一応ほとんどグリッチ扱い(開発者の意図せぬ挙動の悪用)ですが対ルインに有効な行動があります
ちょこちょこ修理と呼ばれるもので、発電機を修理すると貰えるポイントが18~21を越えるまではスキルチェックが絶対に発生しません
少し修理して手を離すを繰り返せばルインスキルチェックをすることなく安全に修理可能です
ちょこちょこ修理でも修理完了まで100秒ほどしか掛からないのでスキルチェックが苦手な人は普通に修理するよりよっぽど速く終わります
高ランク帯以外でルインがあるのに発電速度が速い場合は大体これか工具箱持ちがいる場合ですね
二位 不屈
ヒルビリーの固有パーク(個人的には必須)
不屈の説明の前に皆さん板って怖いと思いませんか?
当たったら2.5秒くらいスタンするし割らないと再利用されちゃうしで厄介なものですよね
そんなあなたにオススメなのがこの不屈です
効果は板を当てられた時の怯み時間を75%軽減し、サバイバーのパークによる怯み時間も軽減するというもの
板に対してガンガン突っ込んで行けるため徒歩キラーを使う際はこれを付けていくとかなり役立ちます
「板なんて慣れれば当たらなくなるじゃん」と思った人
板が当たらないようにするために普段どういった立ち回りをしているか考えてみてください
板の前で足を止めていると思います、板の前で足を止めれば勝手に倒してくれるサバイバーはそれでもいいかもしれません
しかしあなたが相手の動きを読んで行動しているようにサバイバーもまたあなたと同じ人間です
「このキラー板前で足止めるタイプだな」と看破されてしまい、あなたが足を止めている間にサバイバーは走り去ってしまったという経験はありませんか?
不屈は初心者上級者問わず非常に優秀なパークです
初心者には「板は怖い」という認識を取り払ってくれますし
上級者は上述した熟練のサバイバー相手にも後退というネジを外すことで対等以上にやり合う事が出来ます
結局の所板は使わせなければいけないので使わせるならどんどん突っ込んで早いうちに使わせてしまいましょう
突っ込んでいくうちに板当てに固執するタイプのサバイバーは大歓迎という気持ちになっていきます
「板当たるとサバイバーに1000ポイント入るからいやん」という人も居るかもしれませんが、そんなはした金くれてやればいいんです
「今のうちにせいぜい小金を稼ぐんだな...」ぐらいの気持ちでこちらは大局を見据えていきましょう、板を使わせれば使わせる程後々必ず効いてきます
板に対する有効性がわかった所でもう一つの効果「サバイバーのパークによる怯み時間の減少」について説明します
実はこれに該当するパークは今のところ一つしかありません
「一つしかないんじゃ板当てによる怯みがメインでこっちは付属効果だな」と思うでしょう
しかし私はこちらも本体と言えるぐらい重要な効果だと思っています
その該当するパークとは...
決死の一撃(通称DS)
ローリー・ストロード(金髪の美人な姉ちゃん)の固有パーク
効果はキラーに担がれた際に発生するスキルチェックに成功すると一度だけキラーを四秒間(実質五秒)怯ませながらキラーの腕から逃れる事が出来るというものです
少し読んで頂いただけで何かがおかしいパークだと理解してもらえたと思います
詳細は二つ前の記事で説明しているのでよろしければそちらをご覧ください
このパークによる怯み時間を四秒間(実質五秒)から三秒間に減少させるのがもう一つの不屈の大事な効果になります
実際不屈による怯み時間減少はかなり役に立ち、DS発動から最寄りの板や窓枠に逃げ込まれるということが減ります
やっとの思いでサバイバーを捕らえた筈がDSによって手放したうえに撒かれてしまった時の喪失感は筆舌に尽くしがたいです
二度とそんな悲劇を起こさぬよう私は不屈を強く推します
三位 まやかし
クラウン(DLCキラー)の固有パーク
効果は窓枠を越える速度が15%上昇し、自身が越えた窓枠を16秒間封鎖するというものです
これがあれば汎用小屋や固有建築(ステージ毎に必ず存在する建物)でのチェイス時に何度も同じ窓枠を使用されて時間を稼がれるということが無くなります
「初心者オススメパークというよりは中級者以上にオススメのパークなのでは?」と疑問を持つ人もいると思うので解説していきます
理由は二つあり
・結局のところ真っ直ぐ追いかけるのが一番の近道であること
・ランクシステムの欠陥及びキラーとサバイバー間の人口バランスがまったく取れていないこと
これらがまやかしを初心者にもオススメする理由です
一つ目から説明していきます
初心者キラーにはどれも似通った部分があり“先回りをする”傾向が多いです
確かに成功すればチェイス時間を短縮出来ます
しかしDbdは非対称(両陣営が同条件で戦わない)ゲームです
キラーの視点は一人称ですがサバイバーの視点は三人称なのでキラーより広い視野を持ちます
キラーとしては華麗な先回りやフェイントを掛けているつもりでも、サバイバーからしたら「なんかクネクネ動いてるな...」くらいにしか思わずその動きが無駄になることも多いです
先回りをしていることがばれると逆方向に切り返されて更に時間がかかったり最悪撒かれてしまいます
もし撒かれてしまった場合チェイスにかけた時間がほとんど無駄になります
こういった可能性を除去するためにも私はまやかしを推します
まやかしは窓枠越えの速度が上がるのでサバイバーが越えた窓枠を自分も越えて追いかければいつか必ず追い付きます(ランプキンレーンやバダム幼稚園などのキラー不利マップは例外あり)
次は二つ目について説明します
私も初心者サバイバーが窓枠を有効活用しながらチェイスが出来るとは思っていません
初心者は後ろを確認せずに真っ直ぐ走る場合がほとんどだと思います
だったら初心者キラーは先回りした方がやっぱり得じゃないかと思った所で二つ目の項目に続きます
Dbdは同じぐらいの実力のプレイヤーをマッチングさせるためにランクシステムを導入しています
ランクは大体上下差が5ぐらいまではマッチングするようになっており
ランク10のキラーなら15~5のサバイバーを集めて平均値が10になるように調整します
何の問題もないように見えて実は問題大有りで、このシステムが機能するためには大前提として両陣営の人数バランスが理想通りで無ければ成り立ちません(Dbdであれば4:1)
Dbdはキラー人口が常に不足しており、キラーのトロフィー取得率を考えると最低でも人口比は10:1はあると思います(1人のキラーを10人が取り合ってる状態)
ゴールデンタイムや休日が絡むと更にその差が開き、キラーは一瞬でマッチングするのにサバイバーは一向に始まらないという現象が普通に起こります
Dbdはマッチング待機時間に応じてマッチング範囲が広がっていくので、自身のサバイバーランクが1でも場合によってはランク10ぐらいのキラーと当たってしまうんです...
もうお分かり頂けたかと思います
たとえ貴方がパークも揃っていない初心者であってもこのゲームは容赦なくパークも立ち回りも整った中級者以上のプレイヤーとマッチングさせてきます(運が悪いと赤帯と呼ばれる上級者とも)
当然太刀打ちできる筈もなく一方的になぶられるでしょう(筆者も最初は高ランクプレイヤーとやらされてよくボコボコにされていました)
長々と語りましたがそういったサバイバーと戦えるようにするため、私はまやかしの取得の優先を初心者の方にもオススメしています
正直キラーが快適に遊ぶには一部DLCの課金は必須です
四位 怨霊の怒り
スピリット(DLC)の固有パーク
キラーの中でも数少ない有利状況の押し付けが可能なパークです
効果は板を二枚破壊してから板で怯むと発動し(ストック不可)、即座に板を破壊します
単体だとちょっと微妙ですが、二位に挙げた不屈と組み合わせるとガンガン突っ込むだけで板を0.7秒で粉砕する凶悪なパークに化けます
どんなに上手いサバイバーでもこのパークをつけたキラーから逃れる術はありません
熟練のサバイバー相手に非常に役立つパークですが、このパークはサバイバーによる板当てとこちらの攻撃が両方当たった場合(相討ち時)に真髄を見せます
通常キラーによる攻撃がサバイバーにヒットするとサバイバーは一時的に移動速度が上昇(負傷加速)し、キラーは足を止めるので距離が開きます
サバイバーをダウンさせるためにはもう一度距離を詰めなければいけませんが、このパークを入れればチェイスを一瞬で終わらせる可能性が生まれます
何故ならサバイバーは板を使用することで負傷加速の恩恵を受けることが出来なくなり、キラーは板に当たることでヒット時の足止めを無効化出来るからです
サバイバーからすると、「攻撃喰らったけど板当てしてやったぜ」と思った矢先にキラーが板を粉砕しながらズンズン近づいて来るので非常に理不尽な気持ちになります
怨霊の怒りがあると板に当たることが段々快感になり、チェイスが非常に楽しくなるためルインと同率一位にしたいぐらいなんですが、単体だと微妙ということで四位にしました
五位 バーベキュー&チリ
初心者ならバベチリが一位じゃないのか...という声も多いと思うので性能の解説と併せて説明していきます
非常に有用なパークですが、サク数(sacrifice、生け贄にした人数の略)を伸ばすことに間接的にしか関わらないため五位としました
効果はサバイバーをフックに吊るしたときにフックから40m以上離れているサバイバーを可視化し、吊った人数に応じて獲得BPが増加します(最大二倍)
この獲得BP上昇が重要で四人全員を吊るすと一回の試合で5万BPぐらいは普通に手に入ります
当然育成スピードが速くなるので尚更初心者必須じゃないのかという感じですが、個人的にはバベチリを使い始めるとバベチリの魔力に囚われてしまう人が沢山いるため上記四つほどオススメ度は高くないです
バベチリには色々問題があり
・一部キラー以外は可視化の恩恵を受けづらいこと
・手段と目的が入れ代わってしまうこと
この二つです
まず一つ目です
バベチリは40m以上離れたサバイバーの居場所がわかるようになりますが、遠距離のサバイバーに対してアクションを起こせるキラー以外は「居場所がわかってもだからなに?」っといった感じで三人映らない限り(ほとんどない)は吊られたサバイバーから離れる理由がなく、バベチリがあろうが無かろうがサク数を伸ばすのであればフック近辺を捜索すべきという場合がほとんどです
次に二つ目です
こちらが大きな懸念であり、最初はサク数を伸ばすパークを早めに入手するためにバベチリを取得したはずが、獲得BP上昇が病みつきになりどのキラーを使うときも外せなくなってしまったという人がとても多いからです
こうなると全滅狙いは二の次で、取り敢えず均等吊りして獲得BP上昇を狙うのが目標になってしまいます
楽しみ方は人それぞれなのでBPのためにキラーで遊ぶというのもいいと思いますが、私はキラーの本分とはより多くのサバイバーを生け贄に捧げることだと考えているので非常に勿体ないと感じてしまいます
バベチリを取得するのもいいですが、ある程度メインのキラーが育ったら外しちゃいましょう
徒歩キラーはバベチリを入れるぐらいなら他のパークを積んだ方が絶対にサク数は伸びます
お詫び
バベチリに関してはかなり攻めた事を言ってしまっているので、そんなことはないと思う人が沢山いると思います
あくまで個人的な意見ということでどうかご容赦下さい
まとめ
キラーは四人を一人で相手にしなくてはいけないので孤独な戦いを強いられます
当然一人なので負けたら言い訳できません、全責任は自分にあります
いまいちキラー人口が増えないのもそれが理由かもしれません
初心者はハグ→ヒルビリーの順番で育てると序盤はかなり快適に遊べると思います(ヒルビリーは抜けて強いので)
より高みを目指すのであれば上に挙げた3キャラクターを購入するとバッチリです